FXの利益と損失 確定申告は?
こんにちは、chiojiです。
今年、正確には昨年分の確定申告の時期が迫ってきました。
本来、令和2年分の所得税等の確定申告の相談及び申告書の受付は、
令和3年2月16日(火)から3月15日(月)まででした。
それが、緊急事態宣言が3月7日まで延長されたことを受け、
十分な申告期間を確保し、確定申告会場の混雑回避の徹底を図るために申告期限が
延長されました。
申告期限は令和3年4月15日(木)までに延長
また、個人事業主の消費税と贈与税の申告も4月15日までに延長されるとのこと。
そもそも確定申告は、サラリーマンは会社が代理で行ってくれるため、必要ないのですが、
個人事業主、フリーランスの方は、毎年必ず行う必要があります。
ただ、サラリーマンでも副業等である一定の収益が出た場合は、確定申告をする必要があります。
確定申告が必要な副業の収益の金額とは?
それは、20万円以上の利益が出た場合は必要。
正確には、副業の収益などの雑所得が20万円以下の場合、申告が不要とされるのは、
「年末調整し所得が確定したサラリーマン(給与所得者)」のみ。
この場合、年間の雑所得が20万円以下であれば申告が不要。
年末調整を行っていない場合は年間の所得がわかりませんので、雑所得が20万円以下の
サラリーマンでも確定申告を行う必要があるとのこと。
私は、2018年、2019年と外国為替取引等を行っており、見事に大幅な損失を出してしまいました。
その為、20万円どころかマイナスなので、この確定申告というものには無縁と思っていたのです。
しかし、2020年はある一定の利益が出てしまい、どうやら本当に確定申告しないといけなくなりました。
当然、今まで確定申告はしたことがなかったのですが、どうやらこの損失も今年の申告に使えるとのこと。
どうゆうことですか?
過去3年間分の損失は繰越控除が可能?
外国為替証拠金取引(FX)の損失は、3年間まで繰り越して、各年分の「先物取引に係る雑所得等の金額」から控除することが可能とのこと。
ですので、もし今年確定申告をする場合は、過去3年分2017年~2019年までの取引損失金額が今年する申告分から控除できるとのこと。
そこで税理士さんに相談したところ、損失だけなら、今からでも2018年、2019年分の申告が可能とのこと。
早速、お願いし、指示された資料を提出し、過去2年分の申告をお願いしました。
私の過去2年分の損失は、2020年の利益よりも大幅に上回っているので(泣)、
今年の確定申告をちゃんと行えば、申告額は「0」ということになります。
が、これはあくまで、「国内FX」の場合。
国内FXの税率は?
国内FXでの利益は税率一律20%
国内FX口座で得た利益の場合、税率は一律で20.315%。
これには所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%が含まれています。
これが、利益20万を超えるとその20.315%を確定申告にて支払う義務があるということ。
それが、過去3年間の損失と相殺が可能ですよということなんですが。
この国内FXって何?
国内FXとは?
国内FX、つまり国内FX業者は、日本の金融庁から認可された業者。例えば、
DMMFX・YJFX!・外為どっとコム・SBIFXトレード・GMOクリック証券・みんなのFX・ヒロセ通商・LINEFX・IG証券・外為オンラインなど…。
それに対し、それ以外の
XMTrading・AXIORY・iForex・GEMFOREXなど…を、
国内FXに対し、通称海外FXと言います。
海外のFX業者は日本の金融庁に登録されていなので、日本の金融庁の管轄外になるということ。
特に、海外FXでは「XMTrading」が有名で、日本でのユーザーも非常に多いですね。
この海外FX業者で取引をしているあなた!
もし過去に損失があるからと言って、過去3年間は繰越控除がされると思っていたら、大間違い。
この過去3年間分控除はあくまで日本でのはなし。海外FX業者には通用しないのですよ。
なので、損益申告は毎年単年のみ、毎年申告をする必要があります。
またさらに、海外FXの場合、支払う税率も異なってきますが、
それについては、また次回記載しますね。
そうです。私は海外FXでも損失があったのですが、昨年の利益が20万円を上回ってしまったので、どちらにせよ確定申告が必要になってしまったのです。
これが結構な金額に…。
税理士さんにも相談に乗ってもらったので、税理士さんへの報酬もばかにならないんですよね。
税金って怖いですね。
というかFXって怖いんですよ~みなさん。
それでは今日はここまで。
また、明日。
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