こんにちは、CHIOJIです。
今回は、NHKスペシャル2030 未来への分岐点 (3)「プラスチック汚染の脅威 大量消費社会の限界」についての最終回です。
今までは現状の問題がテーマでしたが、今回は何ができるかに焦点を当てます。
これは、まぎれもない現実だということを感じ、自分なら何ができるかを、共に考えるきっかけとなれば幸いです。
ライバル企業がタッグ
地球上のあらゆる場所に広がるプラスチック汚染。
使い捨てからの脱却を目指して、世界が動き始めています。
プラスチックの用途で最も多い、36%を占める容器、包装類。
2020年、ライバルである花王とライオンが、詰め替え容器のリサイクルを共同で行うと、異例の発表を行いました。
容器を共同のボックスで回収。それを再利用し、新たな容器を開発。
容器が循環する仕組みを目指しています。
「作ったものに対してどのくらい責任を持てるかが、これからの企業の生き死にを決めるといってもいいと思います」と、花王の長谷部社長は話します。
ゴミをブランド品に再生
プラスチックの14%を占めるのは、衣類に使われるナイロンやポリエステルなどの繊維です。
漁網や絨毯などに含まれるナイロンを、洋服の生地に採用された商品が、高級ブランドの店内の一角を占めるようになりました。
今までナイロンのリサイクルは困難とされてきましたが、ベンチャー企業の努力により、再生ナイロンを大量生産できるようになりました。
高級ブランドは流行を左右するインフルエンサーです。
だからこそファッション、繊維業界の先頭に立ち、道を開いていく義務があるといいます。
循環型社会への挑戦
急速に広まるリサイクルの動き、しかし可能な限りリサイクルしても、その量は45%削減に留まります。
さらなる削減を目指し、使い捨て容器を使用せずゴミそのものを出さない、循環型のサービスが生まれています。
例えば、オンライン上でアイスやシャンプー洗剤など、買いたい商品を選ぶと、異なるメーカーの製品が専用のバッグにまとめられ、自宅に送り届けられます。
また、各メーカーと共同で開発したステンレス製の容器や瓶の場合、何度でも洗って使え、耐久性も優れています。
使い終わった容器は、配達員によって回収され、洗浄されます。
また商品を希望する場合は、メーカーに容器が戻り、中身を充填、再び消費者のもとに運ばれていきます。
この循環型サービスは、現在世界7か国で導入が決定し、日本でも25社が参加して、2021年3月からサービスが開始されます。
私たちは買い物を通して未来に対して投票しています。買う量を減らす、長く使えるものを選ぶ、この投票に今こそ向き合うべきだといいます。
今すぐアクション
私たち一人一人が変化を積み重ねれば、プラスチック汚染をおよそ8割減らせる可能性があるといいます。
マイボトルやマイバッグなどで、使い捨てプラスチックを減らす。
世界中で適切なゴミ処理と回収を徹底し、川や海への流出を防ぐ、そして、地球の資源を循環させる社会システムをつくる。
インドネシアでは、二人の少女が始めたレジ袋禁止を求める草の根運動が、社会を変える原動力となりました。
バリ島では、使い捨てプラスチック(レジ袋・ストロー・発泡スチロール)禁止の法律が成立。
インドネシア全体では、3人に1人が水筒を持ち歩き、4人に1人はマイフォークやマイスプーンを持参するなど、意識が大きく変化したのです。
子供は世界の25%だとしても、未来のすべて、未来は私たちの行動と共にもう始まっているのです。
未来への分岐点、2030年まで、あと10年…
私がブログを続ける理由は、一つはもちろん生活や夢の為ではあるのですが、やり始めて気づいたことがありました。
どんなにたくさんの情報を見たり、聞いたりしても、一度アウトプットという行動をしなければ、人は本当の理解ができないのではないかと。
今回、私が最近最も衝撃を受けたこの番組を、ただ内容を打ち込んでいるだけのように思っている方もいらっしゃるとは思うのですが、こうして、何度も何度も内容を聞き直しながらアウトプットすることによって、本当の理解ができるようになりました。
今までは、テレビやネット、本などで入ってきた知識を他の人に説明しようとしても、ところどころしか思い出せずうまく説明できていませんでした。ところが、今回こうした行動をしたことで、他の人がもっと聞きたいと思える程の説明ができるようになっていることに気づいたのです。
今回のテーマは2030年を迎えるまでに、地球環境に向き合い、一人一人に何ができるかが重要だと感じています。
残り少ない時間で、人類が住める状態になるまでの地球を取り戻さなければなりません。
一人でもいいのです。私がアウトプットすることで意識が変わってもらえれば、その誰かがきっと、アウトプットしてくれると信じています。